【小豆】小さなカラダにギュッと詰まった小豆のおいしいあれこれ雑学

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和菓子好きさんならもちろん!

小豆はお好きですよね?😉

ここでは、その和菓子の基本とも言える小豆のあれこれについて書いてみたいと思います。

まず小豆の歴史をちょっと、覗いてみましょうか🧐

それから、その小さなカラダにどのくらいのチカラを宿し、私たちの健康のためにそのチカラを発揮してくれているものなのかを探っていきたいと思います。

目次

小豆はいつの時代生まれ?

日本において、小豆は縄文遺跡(6,000年前!)からも発見されていることから、長~~い歴史がある作物だとわかります。

「小豆」という文字は、約1,300年前の奈良時代に作られた日本最古の書籍『古事記』、また『日本書紀』において初お目見えしたそう。

『古事記』や『日本書紀』の中に五穀(米、麦、粟、小豆、大豆)の発祥神話があります。

食物(穀物)の女神と称される<オオゲツヒメ>が殺されたことから生まれたと記されているそうです。

ちなみに小豆はオオゲツヒメの鼻から生まれたとのことですよ。

鼻って・・・気になりますね🤔

小豆が持つ栄養素

小豆の主要な栄養素は炭水化物であり、食物繊維が豊富に含まれています。

次がたんぱく質。

ビタミンB群が多く含まれていますが、中でもビタミンB1が豊富です。

ビタミンB1は糖質の代謝に必要な役割を担っています。

またミネラルでは、カリウムや鉄分が多く含まれています。

腸活に取り入れたい小豆

食物繊維が豊富で便秘解消をお手伝い

小豆はごぼうの3倍もの食物繊維が含まれていて、その食物繊維は腸の中で水分を吸収して保持することで腸のぜん動運動を活発にし、便秘を解消してくれます。

さらに、腸内の有害物質も取り込んで外に出してくれます。

腸内環境を良好に保つことにも小豆は活躍してくれるのですね!

生活習慣病防止のための小豆

ポリフェノール量が豊富で活性酸素撃退

ポリフェノールとは、植物が紫外線から身を守るために自ら作り出す成分の総称で、強い抗酸化作用があります。

病気の要因とも言われる活性酸素を取り除く成分のポリフェノール。

小豆ポリフェノールは豆類の中でも抜きん出て多く、赤ワインの2倍近くも含まれています

ポリフェノールは水に溶けやすいので、ぜんざいやお赤飯などの煮汁ごといただける食べ方が効果的です。

漢方から見る小豆

血液サラサラ効果でむくみも解消へ

漢方では小豆を赤小豆(せきしょうず)と呼んでいて、解毒や利尿作用、便通をよくしたり、むくみの解消に有効であることが古くから知られています。

小豆に含まれるサポニンには脂質の酸化を抑える働きがあり、血液をサラサラにしてくれます。

また、カリウムの血圧を調整する働きにより、高血圧を予防する効果もあります。

小豆を使った料理も立派な薬膳料理と言えますね!

小豆を煮汁ごといただける、おうちで簡単に出来るメニューを薬膳料理として加えてみましょう。

ここで、昔ばなしからの小豆情報をおひとつ☝️

ちょっと一息🍵

妖怪小豆洗いのお話

小豆洗いという妖怪を知っていますか?

小豆とぎとも呼ばれます。

小豆好きの私はいつからそうなのかは忘れてしまいましたが、妖怪なら小豆洗い推しです(笑)

日本各地で民話としてあるようですが、それぞれ少しずつ内容が違うようです。

私が知っているお話は・・・

ウィキペディアより引用

ちょっと怖い感じではありますが、実はこの民話は小豆の性質をよく表しているお話でもあるのです。

妖怪小豆洗いから教わる小豆の性質

妖怪小豆洗いが川のほとりで小豆を洗う時、「ショキショキ」という音を立てます。

この「ショキショキ」音は、実は小豆ならではの音。

小豆のおへそにある種瘤

小豆は皮が硬く、おへそ部分にある種瘤(しゅりゅう)一ヶ所のみでしか水を吸わないため、洗ってもすぐにはやわらかくなりません。

なので、小豆は洗うと「ショキショキ」という音を立てるわけ。

大豆や他の豆を洗うとすぐに膨らみ始めますので、比較してみてくださいね。

小豆洗いがもし「大豆洗い」だったとしたら・・・

音でおびき寄せる妖怪にはなれなかったですね(笑)😁

ちなみに「小豆洗いと会ってみたい!🤩」と思う方。

会えます✋

鳥取県境港市にある『水木しげるロード』では妖怪小豆洗いだけではなく、177体もの妖怪のブロンズ像に会えますよ

水木しげる記念館」HPより

お目当ての妖怪を探し回る楽しさいっぱいの『水木しげるロード』にぜひお出掛けしてみてください。

私も過去2回訪れたことがありますが、大人気で観光客がとても多いスポットです。

車でお出掛けの方は、空きの駐車場を探すのが大変な印象がありますので、朝早くからのお出掛けをオススメします。

横道にそれた情報でしたが、ご参考までに😉

小豆の栄養素を目的別で摂りたいなら

あんこも姿が違えば中身も違う?

おしるこは「こしあん」ぜんざいは「つぶあん」

あんこの種類は大きく「こしあん」「つぶあん」に分けられます。

どちらが好きか?に結構分かれますよね。

みなさんはどちらがお好みですか?😋

私は「つぶあん寄りのどっちも好き」ですが、和菓子の種類によって好きが片寄ったりします。

ところで、あんこを栄養素の視点から見ると、「こしあん」と「つぶあん」には違いがあるのです。

小豆は皮に食物繊維が多く実には鉄分が多く含まれます。

「鉄分を多く摂りたい!」と思うならこしあ

「食物繊維を多く摂りたいなあ」と思うならつぶあん

またよもぎは鉄分を多く含みますので、和菓子の中でもよもぎ餅ならより鉄分補給アップ!出来ますよ。

鉄分が多いよもぎ餅

あんこのお菓子を選ぶ時、ちょっと迷ったなら参考にしてみて下さいね!

また、こちらの記事でたくさんのあんこ和菓子を紹介しています。

ぜひご覧になってみてくださいね!😋

小豆のまとめ

小豆情報をほっこりコラム的にお送りしてみました😉

あんこに対する諸外国の反応は様々(甘い豆を食べる風習がない国もありますね)のようですが、日本を訪れる観光客の間では「あんこ大ブーム」だと見受けられます。

和菓子の繊細さもまた日本らしく、見た目も好まれているのでしょう🍡

小豆はその長い歴史の中で、古くから人間の知恵にも見い出され、現代でいう腸活や生活習慣病予防、また漢方の視点から見た薬膳料理の素材としてもとても優秀な食品として重宝がられてきました。

ぜひ和菓子やお料理を楽しみながら小豆を取り入れ、健康な日常生活をめざしましょう。

これからも小豆とあんこライフをお楽しみくださいね!😉🤎

最後までお読みいただきありがとうございました😊🍀

【参考書籍】📚

  • アズキの絵本:農文協
  • 小豆の力 著者:加藤 淳氏(キクロス出版)

こちらもよろしかったらご覧ください😉

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