朝夕に涼しさを感じる日も少しずつ訪れるようになりました。
まだ残暑が厳しい日中であっても、吹いてくる風に秋の気配を感じますね。
鳴いてるセミがツクツクボウシの合唱に移り変わってきたり、トンボの姿もよく見かけるように。
秋の足音がほら!少~しずつ聞こえてきましたね。
秋はおいしいものをいっぱい連れてきてくれます😃✨
それが
うれしいのか😋🩷
ちょっと困るのか😣💦
『食欲の秋』への思いは、人それぞれでしょうか?(笑)
どちらにしても、旬の食べ物をありがたく感謝して、おおいにいただきましょうね😉👌
秋が旬の食材の一つといえば、お口にもカラダにもとってもおいしい、うまみたっぷりの😋コレ!ですよ✨
今回は、私たちのカラダとココロを「げんきのこ(元気の子)!💪」にしてくれる、きのこ達を深掘りしてみましょう!
(食用)きのこの種類と栄養素・効能
「きのこ」と言っても、たくさんの種類がありますよね🍄🟫
なんと!日本には約4,000種類以上のきのこが自生していると言われているそうです。
その中で食用きのこは約100種類程度。
日常私たちが目にする、一般的に流通しているきのこ達のチカラやキャラをそれぞれ紹介してみます🙂
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きのこが持つ代表的栄養素や効能・情報は、それぞれの欄をクリック🔽してご覧ください😊
●しいたけ
しいたけ
ビタミンB群
ビタミンB1、B2、ナイアシンなどが豊富で、エネルギー代謝を助け、免疫力の向上に役立ちます。
ビタミンD
しいたけにはエルゴステロール(エルゴステリン)が含まれ、紫外線を浴びるとビタミンDに変化します。
ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、骨粗しょう症の予防に役立ち、免疫力を向上させます。
1~2時間ほどの天日干しでも栄養価がアップ!
レンチナン(β-グルカン<多糖類>の一種)
免疫細胞を活性化させ、がんの予防に役立つとされています。
エリタデニン
しいたけに特異的に多く含まれる成分です。
血中コレステロール値を下げ、動脈硬化の予防に効果的です。
食物繊維
整腸作用があり、便秘の解消に効果的です。
●ぶなしめじ
ぶなしめじ
ビタミンB群
エネルギー代謝に必要なビタミンB1やB2、ナイアシン、パントテン酸などを含みます。
ビタミンD
カルシウムの吸収を促進し、骨粗しょう症の予防に役立ち、免疫力を向上させます。
カリウム
高血圧を予防する効果があり、体内のナトリウムバランスを調整します。
食物繊維
お通じを改善し、腸内環境を整える効果があります。
オルニチン
ぶなしめじにはシジミ以上のオルニチンが含まれていることが近年明らかになったとのこと。
オルニチンは肝機能改善、疲労回復、免疫力向上などの効果が期待されています。
🍀豆知識
一般に「しめじ」とは、品種改良などをしてできた「ぶなしめじ」のことです。
野生種の「本しめじ」は年々採取が難しくなっており、大きさによってはまつたけ並みの値段がつくそう..😲
●えのきだけ
えのきだけ
ビタミンB群
ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンなどを含みます。
特にきのこの中でトップクラスの含有量を持つビタミンB1は、疲労回復に役立ちます。
ミネラル
カリウム、マグネシウム、 鉄、亜鉛などを含み、ミネラル類の含有量はしいたけ以上です。
レンチナン(β-グルカン<多糖類>の一種)
免疫細胞を活性化させ、がんの予防に役立つとされています。
ブラウンえのきとどう違う?
茶えのきとも呼ばれるブラウンえのき。
野生種は茶褐色であり、原種に近い品種です。
幹が太く、ザクザクとした食感でぬめりが強いのが特徴。
味が濃く深みがあり、料理に深みのある味わいを出すことができます😄
●まいたけ
まいたけ
ビタミンB群
エネルギー代謝に必要なビタミンB1やB2、ナイアシンなどを含みます。
特にビタミンB2を豊富に含んでおり、ナイアシンと共に肌荒れやニキビを予防し、美肌効果があります。
ビタミンD
ビタミンDの前駆体エルゴステロール(エルゴステリン)が多く含まれます。
カルシウムの吸収を促進し、骨粗しょう症の予防に役立ち、免疫力を向上させます。
食物繊維
食物繊維が豊富で、整腸作用があります。
🍀豆知識
「見つけると舞うほどうれしい」というのが名前の由来とされるまいたけ(舞茸)。
免疫機能を高めるきのこ類の中でも、その作用が群を抜いて高いきのこです。
便秘の予防や美肌づくりにオススメの食材ですよ😃
●エリンギ
エリンギ
ビタミンB群
ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、葉酸などを多く含みます。
ビタミンD
ビタミンDの前駆体エルゴステロール(エルゴステリン)が多く含まれます。
カルシウムの吸収を促進し、骨粗しょう症の予防に役立ち、免疫力を向上させます。
食物繊維
食物繊維をさつまいもの約2倍ほど多く含みます。
カリウム
カリウムは体内の浸透圧調節に重要な役割を果たし、高血圧防止に役立ちます。
親しみやすいきのこ
エリンギは食感が良く、淡泊でクセがなく香りも控えめなため、さまざまな素材と相性が良い食材です。
きのことしては日持ちも良く、価格も手ごろで人気です😊
👂ぷち情報
2000年、歌番組でサザンオールスターズの桑田佳祐さんがエリンギにハマっていることを公言しました。
実物をポケットから出した場面が反響を呼び、エリンギの出荷量が一気に10倍になったのだとか!😂
このことで、「エリンギを日本の食卓に広めた人物=桑田佳祐」とも言われているそうです。
●なめこ
なめこ
ぬめり成分
独特のぬめりは食物繊維の一種ムチレージという成分で、タンパク質の吸収を助けて胃粘膜の保護をする働きがあるといわれています。
食物繊維
水溶性食物繊維の一種、ペクチンを多く含みます。
ペクチンは、コレステロールや糖類の吸収を抑制、腸内環境を整える、便秘の予防などに役立ちます。
免疫機能を高める効果がある、不溶性食物繊維のβ-グルカンも多く含まれます。
ビタミンB群
ビタミンB1、B2、免疫機能を高める効果があるナイアシン、葉酸などを含みます。
ミネラル
むくみ予防や高血圧予防に効果があるカリウムや、マグネシウム、鉄、銅などを含みます。
お肌にうれしい🩷
なめこには、肌にうるおいを与えるコンドロイチンや肌の乾燥を防ぐトレハロースが含まれており、美肌作りに貢献してくれます。
●マッシュルーム
マッシュルーム
ビタミンB群
ビタミンB2が比較的多く、B1、ナイアシン、パントテン酸、葉酸などを含みます。
ビタミンD
ビタミンDの前駆体エルゴステロール(エルゴステリン)が多く含まれます。
カルシウムの吸収を促進し、骨粗しょう症の予防に役立ち、免疫力を向上させます。
食物繊維
免疫機能を高める効果がある、β-グルカンが多く含まれます。
ミネラル
高血圧予防に役立つカリウムのほか、銅や亜鉛なども含まれています。
愛らしいきのこ
マッシュルームは他のきのこに比べ、低カロリーな食材です。
虚弱体質を改善し、胃腸の働きをよくし、代謝を高める作用があります。
コロンとした姿が愛らしい🥰、うまみ成分のグルタミン酸が多くクセのない味わいが特徴です。
●ひらたけ
ひらたけ
ビタミンB群
ビタミンB1、B2、ナイアシン、パントテン酸、葉酸などを多く含みます。
ビタミンD
ビタミンDの前駆体エルゴステロール(エルゴステリン)が多く含まれます。
カルシウムの吸収を促進し、骨粗しょう症の予防に役立ち、免疫力を向上させます。
食物繊維
免疫機能を高める効果がある、β-グルカンが多く含まれます。
ひらたけを見つけると大喜びします🩷
きのこの中でも、ひらたけが大好きです😃
食感や風味がいい💛
マニアックな点では、ひらたけを小分けにする感触も好きです(笑)
でも、ひらたけって、きのこの中でも意外と見かけないと思いませんか?
もともとは、ひらたけは「しめじ」として流通していたそうです。
しかし、ぶなしめじが市場で評価されるようになり、「しめじ=ぶなしめじ」と定着したことに伴い、ひらたけの流通は少なくなっていったとのこと。
おいしいきのこなのに、ちょっと残念です😢
みなさんも見かけたらぜひ!ひらたけを手にしてみてくださいね。
●まつたけ
まつたけ
ビタミンB群
ビタミンB2、ナイアシンなどを多く含みます。
ビタミンD
ビタミンDの前駆体エルゴステロール(エルゴステリン)が多く含まれます。
カルシウムの吸収を促進し、骨粗しょう症の予防に役立ち、免疫力を向上させます。
ミネラル
むくみ予防や高血圧予防に効果があるカリウムを多く含みます。
食物繊維
免疫機能を高める効果がある、β-グルカンが多く含まれます。
🫅きのこの王様
秋の味覚の代表的きのこ、まつたけ。
栽培が難しく、生育条件も厳しいきのこなので収穫量も限られ、国内産まつたけはとても貴重で高級品です。
松茸の特徴的で芳醇な香りは、マツタケオールとトランス桂皮酸メチルという2つの成分の組み合わせによって形成されます。
これらの成分は、生活習慣病予防や便秘の予防にも有効です。
まつたけご飯や土瓶蒸し、天ぷら・・・まつたけの香りを堪能しながら、おなかいっぱい食べて・・・
みたいものですよね😆
●きくらげ
きくらげ
ビタミンD
ビタミンDの前駆体エルゴステロール(エルゴステリン)が多く含まれます。
カルシウムの吸収を促進し、骨粗しょう症の予防に役立ち、免疫力を向上させます。
ミネラル
カリウムやカルシウムを多く含みます。
また、鉄を多く含み(黒きくらげのほうが多い)、貧血予防など女性のトラブルに幅広く対応してくれます。
鉄は、ビタミンCや動物性のタンパク質と一緒に摂ることで吸収率が高まります。
食物繊維
免疫機能を高める効果がある、β-グルカンが多く含まれます。
特に不溶性の食物繊維を多く含み、その量はゴボウの3倍といわれます。
🤩美肌づくりのきのこ
黒きくらげは、血を健康にする作用を持ち、白きくらげは、不老長寿の薬として珍重され、優れた滋養強壮作用があります。
白きくらげは、黒きくらげよりもうるおす作用優れ、美白、美肌効果が高いことから、中国の楊貴妃も好んで食べたといわれています。
きのこはいろんな組み合わせで食べるとパワーアップ!
きのこは種類によって栄養成分のバランスが異なるため、様々な種類を取り入れることで、より幅広い栄養素を摂取することができます。
きのこが大好きな私は、冷凍庫(冷蔵庫ではないワケはのちほど)に常に5~6種類ほどのきのこを常備しています🤭
これを見つけるとテンション爆上がり!
行きつけのスーパーマーケットで、たまに出会うこのセット。
このきのこセットを見つけるとテンション爆上がり!😆で必ず購入します。
このラインナップです😃🩷
ワクワクが止まりません🤩🩷
とってもカンタン。【 いろいろきのこでうまうま煮 】
いろんなきのこを合わせて、うま煮を作ってみましょう!
きのこのうま味の相乗効果で、とってもおいしいごはんのお供ができあがりますよ😃
- なんでもお好きなきのこをお鍋にどんどん入れちゃってください。
- お鍋を火にかけます。きのこが焼けないくらいの中火より弱めで。
- 時折混ぜながら、きのこからうまみたっぷりの水分が出てくるまで待ちます。
- 酒・砂糖(本みりんがあれば本みりんだけでOK)、醤油で味付けをします。
- しょうががあれば、千切りしたものをお好みで入れてもおいしいですよ。
- 汁がほぼなくなる程度まで煮詰めます。
- 出来上がりです😃
見かけはとっても地味なのですが(笑)食物繊維もきのこのうま味もいっぱいで、ごはんにも麺類にも合いますよ!
お弁当のおかずとしても優秀なお惣菜です。
水を使わない、きのこみずからが出すだしで作る「いろいろきのこでうまうま煮」、ぜひ作ってみてくださいね!
お料理では、油と合わせると吸収力がアップする脂溶性のビタミンDが豊富なので、炒めものや揚げ物もオススメです🙂
水溶性のビタミンを効率よく摂るには、お味噌汁やお吸い物、スープやお鍋などで汁ごと食べましょう!
きのこの上手な保存方法
まず、きのこは洗わないでください。
水で洗うとせっかくの風味が落ちてしまいます😭
気になる場合は、軽く払うか、しめらせたキッチンペーパーなどでふき取る程度に。
きのこの保存方法として、常温保存、冷蔵保存、冷凍保存、乾燥保存があります。
栄養価やうま味が格段にアップし、長期保存が可能となるのは、乾燥保存です。
「でも、乾燥きのこを作るのはハードル高いなぁ😢」
という方は、このような商品を利用してみてはいかがですか?
きのこ数種類をミックスした商品なども手軽に購入することができます😄
ちなみに私は、ほぼ冷凍保存をしています。
生のきのこの弾力性は落ちますが、きのこを冷凍することで、細胞が壊れうま味が増します⤴️
そして、約1ヶ月間ほど保存可能になります。
小分けにして冷凍保存袋に入れ、冷凍庫へ。
冷凍保存袋に入れる時に、きのこを数種混ぜておけば、お料理にも手軽にミックスきのこが使えますよ!
ご家庭でのきのこの保存は、冷凍保存をオススメします👌
きのこについてのまとめ
きのこに全般的に含まれる栄養素として
- ビタミンB群
- ビタミンD
- ミネラル類
- 食物繊維
などが豊富です。
ビタミンは、吸収された他の栄養素の働きを高めたり、カラダの機能を助け、健康維持のために必要な栄養素。
ビタミンDに関しては、カルシウムの吸収を促進する働きで骨粗しょう症予防に貢献してくれます。
また、筋肉維持に役立ち、免疫力を向上させますので、日常おひさま🌞に当たる機会が少ない方は意識して摂りたい成分です。
ミネラルは、ビタミン同様体調を整えたり、またカラダの構成成分になる働きをします。
食物繊維は、整腸作用があり、便秘の解消に効果的。
特にきのこには、免疫機能を高める効果がある不溶性食物繊維のβ-グルカンが多く含まれています。
きのこそれぞれに特徴がありますので、いろんなきのこを食べることで相乗効果も大きく得られます。
きのこは風味をなくさないために、洗わないでくださいね!⚠️
買ってきた生のきのこを天日干し🌞すると、ぐーん⤴️と栄養価はパワーアップします。
香りもうま味もより豊かになり、長期保存が可能になりますよ😋
たくさんのきのこをカンタンに長めに保存したいのなら、冷凍保存がオススメ!
冷凍することできのこの細胞が壊れ、うま味が増します!
きのこがおいしい季節🍄🟫
いろんなきのこを味わうことで、腸活も菌活もできる食生活。
きのこをいっぱい食べて、健康的な
「げんきのこ(元気の子)!💪」
の毎日をお過ごしくださいね💕
最後までお読みいただきありがとうございました😊🍀
【参考書籍】📚
- からだにおいしい 野菜の便利帳(高橋書店)
- 薬膳と漢方の食材小事典(日本文芸社)
- 薬膳・漢方 食材&食べ合わせ手帖(西東社)
こちらもよろしかったらご覧ください😉
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